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寺内大輔の日記

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丹田和宏さんの楽器
丹田和宏さんの楽器について書こうと思う。

 ある日,丹田さんはお菓子の箱でつくったギターを取り出し,嬉しそうに弾いて見せてくれた。私は一瞬にして心うばわれた。
 単純な構造の楽器である。一度見れば構造は理解できるし,材料も揃えやすい。誰でもつくることができる。私もつくってみた。すごく良い音がする。見た目もかっこいい。手にもなじむ。
 以来20年近く,私はこの楽器をライブで使い,ワークショップで使い,教育現場でも使った。この楽器の愛用者として,おそらく私の右に出る者は居まい。ただ,同じ楽器でも,丹田さんが使うのと私が使うのでは,音色も,空気感も,まったく違うものになる。それが面白い。
 私が,初めて単著を出版したのは2011年のときである。『音楽の話をしよう―10代のための音楽講座』と題したその本には,手づくり楽器についてのエッセイを入れた。そこには,この楽器の写真と丹田さんのお名前を入れさせて頂いた。
 私がこの楽器を使うと,多くの方がこの楽器に興味を抱く。ライブの後やワークショップの最中にお客さんや受講生から訊ねられる―「これ,寺内さんが考えたんですか?」。私は「違うんですよ。これを考えた人は丹田さんという方で・・・」と説明する。私はこのやり取りを,どれだけの人と交わしたかわからない。それは,おそらく,これからも続く。

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